患者さんの声、症例


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本当に、ありがとうございます。

今後も精進していきます。


症例


症例1 (40代女性)

 

〇主な症状:うつ症状、全身がだるい、眠れない、股関節の痛み

 

〇経緯:

初診 表情は明るいが、身体がだるく何もする気が起きない。睡眠薬を飲んでいるが眠れない。

2診目 前回の後、少し元気になったとのこと。

4診目 治療2,3日後、肩~背中の痛みが出てきた。気持ちの落ち込みはない。

6診目 肩の痛みは少しよくなっている。睡眠も問題なし。

7診目 肩はよくなってきた。鍼灸を始めてから眠れるようになった自覚がある。

8診目 肩と腰が少し気になるくらい。

 

〇考察:

初めてお会いしたときから明るい雰囲気はありましたが、何かを抱えているのだなあと察しました。仕事は人間関係でうまくいかずやめており、また復職したいという気持ちをお持ちだったので、鍼灸で心身を楽にすることから始めました。4診目に痛みが出てきましたが、これは鍼灸により身体が緩んだことで、長年抱えていたものが出てきたのだと考えられます。一種の好転反応とも言えると思います。睡眠薬を飲んでも眠れないとのことでしたが、現在は睡眠薬なしで快眠できているそうです。睡眠が改善されると他の症状も軽くなることがあるので、睡眠障害にも鍼灸はおすすめです。

症例2 (50代男性)

 

〇主な症状:肩こり、両手のしびれ、腰痛、双極性障害、PTSD

 

〇経緯:

初診 ご家族の紹介で出会う。長年メンタルの悩みで苦しみ、それに伴って身体の症状も出現している。軽い刺激を心がけ、少し楽になったとのこと。

5診目 最初よりだいぶよくなってきたそう。鍼灸が終わると、「開きました」とおっしゃる。

8診目 心と身体が一致してきた感じがする、とのこと。

10診目 担当の医師から「双極性は卒業だね」と言われたそう。

15診目 先日軽くパニックを起こしたが、今は落ち着いている。

20診目 情緒不安定なときもあるが、よく眠れており、寝すぎて腰が痛い。

30診目 治療前に、「8年ぶりに車の運転ができました」とご連絡をいただく。その次の週から家の仕事も手伝うことになったとのこと。

現在も継続中。

 

〇考察:

複数のメンタル疾患を抱えていると、長期戦になることもあります。しかし、この方はご自分のことをよく分析されていて、病気の知識もお持ちだったので、すぐに治るということではなく、抱えながら、少しずつ調子を取り戻していくことを理解してくださっています。そしてこの方は鍼灸だけではなく、担当医や家族のアドバイス、本で学んだことを柔軟に取り入れながら、自分でなんとかして治そうというお気持ちが強く、それが回復の道を開いたのだと思います。「○○をすればメンタル疾患が治る」というのはもしかしたら誤解なのかもしれません。考え方、環境、周囲の人との関係性など、様々な要素が重なることで初めて変化が出るのではないかと思います。

 

症例3 (50代女性)

 

〇主な症状:肩こり、脚のむくみ、パニック障害

 

〇経緯:

初診 自分のことよりも子どものことを優先してきた。ストレスが身体にでやすく、様々な心身症を経験。治療後、肩は楽になる。

2診目 一か月ほどあいてしまい、肩がつらい。鍼灸すると楽になる。

3診目 肩~指にかけてつらい。貼るタイプの鍼をつけ、だいぶ軽くなる。

4診目 片頭痛がある。「来てもらうと安心する」とおっしゃる。不安はたまに出るとのこと。

現在も継続中。

 

〇考察:

この方は、自分もつらいけどまずは相手のことを考えてしまう優しい方、という印象でした。パニックは落ち着いているようでしたが、不安が出てしまうことが多く、どうすればいいのか悩んでいるご様子でした。初診では自分のお子さんや職場の話など、なかなかご自分のことを話さないところもありましたが、何回かお会いするうちにご自分の悩みやつらいことを少しずつ話してくださいました。

鍼灸を受けることも大切ですが、それ以上に、自分の気持ちを吐き出せる関係になるということがもっと大切なのではと感じます。人と人ですから相性もあると思います。私の力不足も大いにあります。少しでも話しやすい雰囲気をつくれるように、治療室や待合室で落ち着ける空間も大切にしています。