孤独じゃないということ

開業して早一ヶ月が過ぎました。あっという間に過ぎていく毎日です。


開業するまで、本当に多くの方の助けを借りていましたが、開業してからもさらに多くの方に支えられていることを実感しています。


「一人じゃない、孤独じゃない」と強く思います。


お店を一人で営むのはある意味楽なことでもあるかもしれませんが、一人で考えて、一人で決めて、一人で実行することでもあります。経営のことは初心者なので、調べながら何とかやっています。時々一人なんだなあと思うこともありますが、、孤独感はあまり感じなくなりました。


むしろ勤務していた頃の方が、「孤独」だった気がします。

みんなは普通にできているのに、自分だけできない。話についていけない。迷惑ばかりかけてしまう。自分はここにいないほうがいいんじゃないか。。

どの職場へ行っても感じることは同じでした。


今思えば人と比べる必要なんかないのに、過剰に比較して、自分に「ダメ人間」のレッテルを貼っていました。


あまりにうまくやっていけないので、仕方なく、出張という形で独立し、他の仕事と掛け持ちしながら続け、今に至ります。

「開業なんてすごいね」とよく言われてしまうのですが…。とんでもないのです。笑



現在はお店を開けつつ、自殺対策支援の相談員、就労移行支援事業所で講師を務めたりもしています。

その中で思うのは、「一人じゃないんだ」ということです。

今つらい状況の中で苦しんでいる方と、自分が、共に生きているような不思議な感覚で、日々向き合っているような気がします。


鍼灸師、相談員、という「治療をする」「支援をする」という立場を、私はあまり意識していないところがあります。

どちらかが優位になるのではなく、互いに受け取るものがあって、みなさんから教えられている部分がとても大きいと思うからです。


こんな風に考えているんだなあ。こういうとき、こう思うんだなあ。自分を見ているみたいだなあ…。

多くの方の考え、気持ちを聞く中で、

「正解なんてないのかもしれない」と思うようにもなりました。


こんな自分はだめだ。とか、

これはいい、悪い、とジャッジしていたことにも気付かされました。


白か黒かなんてどっちでもよくて、ただ自分が「どうありたいか」を深く考えるようになりました。


これからも、周りの方から気付きをいただいて、

一歩ずつ進んで行きたいと思います。


今の世の中、孤独感や疎外感を感じている方は少なくないと思います。

感じていない人の方が少ないくらいだとも思います。


そんな中で、少しでも「自分は一人じゃないんだ」と感じてもらえるような何かができれば…と思い、試行錯誤しているところです。



どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。